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EX!2 / 織田兄弟

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――悪の組織養成学園「聖クレス学園」に転校し、ようやく周りから受け入れられ始めた主人公『大和一哉』。
「強くなりたい」
彼のそんな想いを良き友人、良き先輩らが優しく時に酷く支えてくれる、素晴らしい学生ライフを過ごしていた。
ある日そんな彼の前に一人の先輩が現れる。
彼女の名前は『古森羽月(こもりはづき)』。
類稀な能力で『索敵』の任務に就いていた『コウモリ女』の先輩は、実はとんでもない甘党だった!
何かにつけて主人公に強く当たる彼女には、人に相談出来ない大きな苦悩があった――


イタリック止めた方がいいのかなー。

というわけで2巻でした。
EX!は以前も書いたように1巻から自分の中でかなり好印象だった作品だったので期待していました。
そしてその期待が期待通りで嬉しかったです。
キャラ同士の掛け合いがとてもリズミカルで、階段を上る時に一定のリズムで駆け上がっていく様な疾走感と爽快感が清々しいです。
新キャラもかなり破天荒なキャラクターだけど決してぶっ飛ばしすぎで破綻している事も無く、物語の中心的役回りをきちんと演じているのは大変参考になりました。

あと題材が生きてる!
特撮モノなら一度は目にしたことのあるだろう悪者サイドの最終手段。
それが今回の主題なのですが、物語として世界観とマッチした自然な解釈が物凄く面白かったですね。

個人的に突っ込みたいのはそろそろフラグが多くなり始めたところでしょうか。
是非等閑にせず回収し切る様頑張っていただきたいです。
あとどう考えても一哉モテモテ過ぎでジェラシー(ぉ

この作品しか読んでないのですが、織田兄弟先生(うわなんか凄い違和感……)の他の作品も読んでみようかな。
そのためには土曜に買った積み本を一つずつ消化していかないと……。
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by lion-cage | 2007-05-21 06:33 | Review-ブック

EX! / 織田兄弟

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――主人公の高校生『大和一哉』は,本気を出さずして100メートルを9秒台で駆け抜ける程の身体能力を持っていた。
同級生の中で明らかに浮いてしまうそんな自分の実力をひたすらに隠し続けていたが,
そんなフラストレーションがある日彼の中で爆発する。
「オレだって全力で走りたい!」
そんな息子の台詞に,母であり元悪の組織の幹部であるミスラはある学園への転校を勧めた。
その学園は一哉が全力を出すのにうってつけなところであり,
しかも生徒の9割が女子生徒という夢の様な学び舎で,年頃真っ盛りな一哉は喜んで転校する。
しかしそこは多くの改造人間の遺伝子を受け継ぐ『悪の組織』の養成学校だった!
蜘蛛の能力を持つ多奈内由良(たなうちゆら)を始めとし,奇々怪々な能力を目の当たりにしていく一哉。
そんな学園に,波乱なんて起きない訳が無かった――


分かり易いようにイタリック使ってみましたが見辛そうで何よりです。
らいおんさんの衝動買いシリーズ第二段は"EX!"です。タイトルは『エクス』と読みます。
昼休み本屋に立ち寄って色々物色していて割と軽率に選んだのがこれでした。

しかし率直な感想を言うと『当たり』です。
なんとも分かり易い主人公の心理。
男なら幼い日に誰しもが憧れた『正義対悪』の構図。
徐々に縮まっていく主人公とヒロインの距離。
そして二転三転するストーリー展開。
どんどんどんどん中身に吸い込まれていきました。

最近読んでいたのが『日常的な非日常』な作品が多く,久々に出会いました『非日常的な日常』。
流石は改造人間の巣窟,出演陣の能力がどれもキャラクターの印象付けに一役買っていて,
ただ取って付けたようなもので無い辺りに好感が持てましたね。
キャラクターの人数も僕としては凄く良い配分だったと思います。
世界観の構成が横文字が多いのにすらーっと受け入れられたのも良かったです。
次回作も出ているようですしこれは読むしかない!

僕の中で引っかかった点は殆どありませんでした。
読みやすくて普通にお勧めしたい一冊ですね。

個人的にヒロインの能力が可愛すぎて惚れそうです。どうしても桃色な想像が……。
嗚呼なんて駄目な子なのこのらいおんは!


本日一度目の記事はこちらから。

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by lion-cage | 2007-05-17 19:41 | Review-ブック

これからのブログのスタイルについて

最近思うんですが,やっぱり感想書くんだから内容について最初紹介した方がいいのかなー。

というのも,例えばいつも本の表紙画像を引っ張ってくるためにタイトルで検索して,Amazonやらyahooやら引っかかる中で様々なブログにも引っかかり,
で,それらをチラチラ見せていただくとどれも始めに話の要約が乗っているんですよね。
確かに内容分からないと未読の方には申し訳ないのかなぁ。
まぁ言ってみれば紹介というよりは要するに「チラシの裏」的ブログなので無くてもいい気がしますが。

とりあえず試験的にこれからそういうスタイルにしてみます。

あああと隣りの画像は,福井が生んだ渋曲フェチことゆにくすさんによる作品です。
会った事無いのに寸胴な体形を美味く表現してくれる辺りよく分かってらっしゃいます。
右手に持つは僕の嫁。
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by lion-cage | 2007-05-17 18:52 | Other-らいおん的私語

"文学少女"と死にたがりの道化 / 野村美月

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さてファミ通文庫です。エンターブレインですね!
以前から注目していた作品でしたが、今回勢いに任せて購入してバイト中にじっくり読み耽っていました。
そのためかバイトの3時間で呆気無く読破。

兎に角この作品は今まで色々ライトノベルを読んできましたがその中でも主軸となる主人公の語り部口調が物凄いライト。
軽いというよりは端的、くどい表現を一切排除して、見たまま感じたままをスラッと言ってのけるもので、
そのためまず何より分かり易い!
場面の雰囲気がすぐに構図として描けます。
あと展開が超スピーディー。あーっという間に事件が進んでいくのは徒競走しているようで爽快でした。
その部分は主人公の心理描写なども端折られてしまっている感は拭えませんでしたが。

ただ初めての作品にしては題材の選択が少々重すぎたと思いましたね!
多少ネタバレになるのですが、今回この作品のテーマとして取り上げられているのは、
あの昭和文学史の鬼才『太宰治』でして、要所要所で彼の作品と関連付けてストーリーが進んでいきます。
(というかばらしてしまうと『人間失格』なんですけどね)
僕も何度かトライしましたが(しかも本格的に小説読む前なので)その度に内容の無常さについていく事が出来ずドロップアウト。
太宰治はそういう意味でも自分には割かし難易度の高い相手です。
そうなると必然的にそれが主題の今作も、多少敬遠したくなる要素になってしまうわけでして……。
上で展開の流れの良さを言いましたが、逆にその説明パートは如何ともしがたい温度差を感じてしまいました。
確かに"文学少女"を強く印象付けるとするならば、日本の文学の最高峰の一人たる太宰治はその破天荒な作品も相まって最適なんだろうとは思いますけどね。

あとヒロインのキャラをもっと際立たせてもいい気はしました。
これではただの変人で収まっちゃっている感じなので……。

上で書いた太宰パート以外の読みやすさは保障します。
文字を普段読まない人でもとっつき易いだろう一冊(だと思います多分)。

あー感想を上手く書く能力が欲しい。
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by lion-cage | 2007-05-15 23:56 | Review-ブック

えむすくらんぶる! / スキルアップ

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表(ハテナ)日記で書いた通り、気づけば既に販売されていたこのゲーム。
見て分かるようにハレが晴れてユカイな作品のパロディです。
絵のクオリティ等を見て以前より興味があったので早速プレイしてみました。
今まだ途中ではあるのですがとりあえず長瀬美優ルートを攻略。
ルートと言っていいのか微妙ではあるのですが、やはり本家のリスペクトを感じ取れました。

さて何故今回ブログに感想を書いてみようと思ったかというと、実際特に理由なんて無いです。
何度も言ったように、僕にはエロシーンの描写を評価出来る程18禁のゲームを嗜んではいなく、また書いたこともありません。
なのですが前回久々にブログを更新して、〆切以外で書きたいことを書ける楽しさを思い出せたので、
色々とフラフラな自分を立て直す意味でも書きたいなーって。
 
んで本編の文章に切り込んでいきますが、本家の雰囲気を壊す事の無い文体が安心できました。
ジュンのうだつの上がらない小市民的な言い回しは、流石にエロシーンが主のこのゲーム内では元の小難しい表現こそ無かったものの、
例えば、『団長の台詞』→『主人公、心の中で反論』→『何言ってるのよ?』みたいな原作が良く使うテクニック(テクニックというかどうかは置いておく事にして)については、
色んなポイントで取り入れられていて、そういう部分で多少なりともリスペクトは感じ取れたかな。

あとは今一歩文章に冒険があっても良かったと思います。
例えば主人公視点だけで無く団長視点とかロリ巨乳上級生視点とか。
本家の真似をするだけで無く、そこに作者による様々なオリジナルスパイスの配合調合が個人的二次創作の醍醐味だと感じていますからね。
(今書いてるのもそういう部分に重きを置いて書いてますしね)

んーエンディングが尻切れ的だったのが残念。もうちょっと頑張れば化けたかも分かりません。

まぁでも二次創作としては十分楽しめる内容。
作品が作品だけにエッチな要素が多めなのでそういうのに飢えている人は是非どうぞ。
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by lion-cage | 2007-05-15 00:52 | Review-ゲーム

刀語第五話 賊刀・鎧 / 西尾維新

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久々の更新です。
活字を書く暇も無いくせに読む癖だけは止まりません。なんたる失態!

講談社BOX、衝撃12ヶ月連続刊行企画も中盤に差し掛かろうという今月は五月。
五月晴れというには少々気温が無遠慮な日々ですね。

西尾維新は自分も筋違い勘違いも込みで少なからず影響を受けているので、こう安定して新作が読めるのは否応無しに嬉しいです。
(最近ファウストも出ないですし、りすかも零崎もファウストで既に読んだ内容なので)

今回の作品は西尾維新らしさが随所に見られましたが,全体的に見て「らしくない」作品だったとも感じます。
人間の人間たる人間臭さが西尾フィルターを通る事なく文面に出ていたというか。
それがいいのか悪いのかといえば多分読む人それぞれですね。
僕としては「ニンギョウがニンギョウ」に代表される西尾維新節フルスロットルよりかはこれくらいの温さは、まだ一般人であろう自分には浸かり易いお湯です。

まぁそもそも12ヶ月連続刊行っていう時点でかなりの冒険なので,
そんな中で効用の強すぎる薬風呂に身を沈めていたら海外製ニシンの酢漬けみたいになっちゃいそう!

しかしそれにしてもこのシリーズは戦闘シーンが少ない!
もうちょっとその成分があっても面白そうだとはいつも思うわけです。
あとネーミングセンスを分けて欲しいです(ぉ

久々の更新過ぎて程度が分からないLionさんでした。
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by lion-cage | 2007-05-11 19:22 | Review-ブック