Fate/Zero Vol.3 -散りゆく者たち- / 虚淵玄(ニトロプラス)

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――聖杯戦争のサーヴァントが一人、「キャスター」のクラスを冠する「ジル・ド・レェ」が己の埒外な妄言により暴走。
聖杯戦争はその行き先を一路変更、教会より褒賞付きの「ジル・ド・レェ」討伐が言い渡される。
二重三重にも張り巡らされた罠、虚偽はサーヴァント、そしてマスターの信念をも着実に貫いていく。
その中でセイバー、アーチャー、ライダーは何を想い、何を持ってして駆け抜いていくのか。――

 
本文読まず覚えてる限りで書いてみました。アバウトですね!
(というか『埒外』って単語を使いたかっただけというのは秘密です)

"stay night"とは最早根本から違ってきた第四次聖杯戦争の第三巻。
ネット上でも感想をチラチラ読んでみたのですが、その中で多かったのが、
「虚淵玄節が如実に出てるね」
という意見でしょうか。
自分は恥ずかしながら虚淵玄氏の作品を今まで読んだ事が無いのですが、
評判として聞いているのが、
「近代兵器の描写が鋭い」
という事です。
なるほど、確かにFate/Zero全編に言える事ですが、銃火器の描写がマニアックなくらいに詳しいです。
今回もアーチャーことギルガメッシュとバーサーカーが空中戦をする場面があるのですが、
その場面での戦闘機のくだりが印象的です。
流石に知識の薄い僕には砲弾とかの書き込み様はどこまでいけば「リアル」なのか分からないですが、
魔法、魔術的解釈を優先させる奈須きのこ氏の書き方を良く目にしている自分にとっては、
「ああ、こういう解釈もあるんだなー」
と感心しました。

奈須ワールド全部に通してよく使われる、
というか最早魔術世界を取り扱う作品全般で使われる言葉に、
「発展し過ぎた科学は最早魔術である」
というのがありますが、正にこれを体現しているとも言えるでしょうか。
近代的な戦闘兵器vs魔術。
これこそ、Fate/Zeroの醍醐味の一つなんだと、3巻を読んで改めて思いました。

お互いを貶める緊張感が多くなってきましたね。
ページを捲るのが多少怖くもなりました。
将棋やオセロで勝ち知らずの僕には、
こういう駆け引き性の強い物語は難しいと感じながらも、ワクワクします。
その中でやっぱりクスリとさせ、クーリングダウン出来るウェイバーの存在は大きいです。
いいぞーもっとやれーw


確か全4巻だった記憶があるのですが、
ここからどのように物語が加速していくか、本当に楽しみです。
結末の分かっている物語の筈なのに、こんなに待ち遠しいとは、いやはや、恐れ入りました。
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by lion-cage | 2007-07-29 22:49 | Review-ブック


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