不定期連載「SOSのある生活④」

SOS団部室。
実際はただ一人の文芸部員のために用意されている部室である。
団なのに部室なのかなんていう些細な質問は哲学者にでも丸投げする事にして,俺は軽くノックをして入る。

考えてみると,あの年中快晴頭女が設立した活動内容意味不明の団に部屋を預けるなんて事はありえなくとも,
部員数一名の,活動そのものが不明な部活には部屋を用意できているんだよな。
なんだか若干腑に落ちない気分だぜ。

文芸部員はいつも通り一人で昼休みのみの部活動を行なっていた。
まぁ俺も文芸部の正しい活動内容を把握しているわけではないので読書をそれに当てはめていいものか自信は無いのだが。

「よう」
右手を上げて挨拶をする。
対し首を5度くらい傾けて返事する長門。
「ちょっと聞き――」
「待って」
長門は俺が読む台詞を遮る様に言った。
「来る」
「来るって……誰が」
「当事者」

長門がワードを言うと同時に扉がバンと乱暴に開けられた。あまりの衝撃に蝶番が悲痛な叫びを上げる。
「長門さんいるー?」
「あ,朝倉……」
「あら,キョン君もいたんだー。こんにちわ,キョン君」
まるで俺がここにいるのが好都合と言わんばかりに微笑む黒髪の少女。
その笑顔に,俺は何故か知らないが入学当初クラスの委員長を受け持っていた朝倉との違和感を覚えた。
満面のスマイルにからは,我が愛妹にも通ずる何かが染み出てきているようなそうでもないような。
「えーと……色々聞きたいんだが朝倉,とりあえずここに何をしに来た」
(後ほど更新)
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by lion-cage | 2007-04-06 19:43 | SS-ハルヒ


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